アシアナ航空は7日、連結財務諸表基準で昨年の年間売上高は前年比8.1%増の6兆2321億ウォン、営業利益は6.7%増の2736億ウォンを記録したと発表した。負債比率は、金融負債の減少と利益剰余金の増加で2016年末に比べて88%p下落した602%を記録した。
昨年第4四半期の売上高と営業利益は、創業以来最大規模である。売上高は前年同期比12.8%増の1兆6523億ウォン、営業利益は113.7%増の860億ウォンである。
国内線とヨーロッパ・アメリカ・オセアニアなどの長距離路線のマーケティングの強化とA380とA350機材の運営などの様々な営業戦略に売上増大をもたらした。
旅客部門では、中国政府の限り領長期化で中国路線の需要が減少し、北朝鮮の核リスクが引き続く中、供給調整により損失を最小化したのが功を奏した。
貨物部門も業況好調が継続されLCD、携帯電話、半導体などのIT品目とバイオ、生鮮食品は特別な貨物などの高付加価値貨物輸送が増加し、2017年の実績向上に大きく貢献した。
また、今年5月と8月にそれぞれヴェネツィア、バルセロナに新規就航して長距離ネットワークを拡大する一方で、次世代主力機種であるA350航空機をサンフランシスコ、ロンドン、ハノイ、福岡路線に毎日投入して、中・長距離路線機材競争力をさらに強化計画である。
貨物部門も、インドやベトナムなどの新興国IT関連貨物の需要を積極的に誘致して、2018年の売上高の増加と収益性の改善を図る計画である。
アシアナ航空の関係者は“昨年、中国路線を弾力的に運用して損失を最小化したのが実績改善の主要因である”とし“韓中関係の改善に伴う中国の路線の需要回復の推移を注視しながら、これに弾力的に対応する計画である”と述べた。
(亜洲経済オンライン)
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