SKハイニックスが高付加価値の企業向けSSD(ソリッドステート・ドライブ)市場に本格進出する。
現在量産中の業界最高の積層4世代(72段)3Dナンドを使用しており、これを通じてナンドフラッシュ事業のディープ・チェンジ(根本的な革新)を加速するという計画だ。
◆映画200本保存可能な大容量
SKハイニックスは4日、4世代(72段)512Gb(ギガビット)3Dナンドフラッシュ基盤に最大4TByte(テラバイト)の容量を支援した企業向けSSD事業の本格的な進出を宣言した。
ナンドフラッシュソリューション開発の力量をより一層高め、ファームウェア(Firmware)とコントローラー(Controller)をすべてSKハイニックスが独自開発して搭載した。
特に512Gbのナンドを使用すれば、同じ面積で256Gbを利用する時より2倍高い容量のSSD製品を作ることができる。 4TByteは容量が20GByte(ギガバイト)前後のUHD級映画を200本ぐらいを保存できるレベルの大容量である。
これで高容量・高性能製品を顧客に提供することができるため、ナンドフラッシュの事業競争力と投資効率を高めることにも寄与する。
この製品は主要なデータセンターとサーバー会社らが要求する性能を満足させ、さらに企業向けSSDで最も重要な均一な応答スピードも顧客要求水準を満たしている。
SKハイニックスは現在、米国主要データセンターやサーバー製造会社にサンプルの供給を開始し、本格的な事業化に拍車をかけている。
◆次世代の標準企業向けSSDクライアントの認証開始
SKハイニックスはビックデータ、人工知能、クラウドのような高性能を要求するデータセンターやサーバー用の次世代標準であるPCIe(PCI Express)規格の企業向けSSDも開発を終えてクライアントの認証を開始した。
この製品も4世代(72段)3Dナンドと独自開発したファームウェアを搭載しており、1TByte以上の高容量を支援する計画で、逐次的な製品ラインナップや顧客拡大を計画している。
次世代主力製品である企業向けPCIe SSDまで同時に発売することによって、SKハイニックスの企業向けSSD事業が早期に本格的に可視化するものと予想される。
今回の製品の発売でSKハイニックスはナンドフラッシュ事業を強化したという評価だ。 特に企業向けSSD市場は大型データセンターやサーバー顧客中心の市場で、一般消費者向け市場に比べて付加価値が高い一方、技術的ハードルが高い。
SKハイニックスは今回高容量、高性能の企業向けSATA SSDを発売することと同時に、次世代仕様のPCIe SSDまで顧客にサンプルを供給することで、ナンドソリューションの競争力を画期的に高めた。
SKハイニックスは開発初期から大型データセンターやサーバー顧客たちと戦略的な協業を進めている。
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