サムスン電子、中国に奪われたインド市場で1位奪還の特命…R&D強化

[サムスン電子、中国に奪われたインド市場で1位奪還の特命…R&D強化]



"インドスマートフォン市場で小米をリードしなさい。"

最近、サムスン電子に下された特命だ。

インドは中国に続く世界2位のスマートフォン市場だ。 この6年間、サムスン電子はずっと1位の座を守ってきた。 しかし、昨年4四半期に低価格製品を打ち出した小米に押され、2位となった。

サムスン電子はインドスマートフォン市場で1位の座を奪還するため、研究開発(R&D)の強化に乗り出す方針だ。 現地市場に最適化された製品ラインナップを通じて中国メーカーの攻勢に積極的に対応するという戦略だ。

1日、関連業界によれば、サムスン電子は2020年までインドで研究開発(R&D)人材2500人を充員する計画だ。

サムスン電子のグローバルR&D中核基地として生まれ変わっているインドで研究人材の拡充を通じてソフトウェア(SW)の力量を高め、現地市場への対応力を強化するという構想だ。

サムスン電子は今年、インドで1000人余りのエンジニアを雇用する計画だ。 インド工科大学(IIT)と国立工科大学(NIT)、国際情報技術研究所(IIIT)などインド最高のエンジニアリング大学で優秀な人材を採用する予定だ。

最近、IT機器は先端技術に対する依存度がますます高まっている。 したがって今回採用された人材たちは人工知能(AI)とモノのインターネット(IoT)、5世代通信(5G)、機械学習、ビックデータ、モバイルセキュリティ、生体認識のような先端技術開発に集中投入されるものとみられる。

サムスン電子は現在、インドのベンガルル、ノイダ、デリーなど3ヵ所にR&Dセンターを運営しており、勤務人員は800人に達している。

ベンガルルR&Dセンターは韓国を除いてはサムスン電子の最大R&Dセンターで、AI、IoT、機械学習などに関する研究を進めている。 ノイダR&Dセンターは生体認識、モバイルソフトウェアの開発、データセキュリティ研究を、デリーR&Dセンターでは高級TVやその他の電子製品とタイゼン運営体制(OS)などに関する研究をそれぞれ進めている。

これと共にサムスン電子は流通業界、通信社など細分化されたターゲットマーケティングを実施して店舗内の体験経験を広めていく方針だ。

サムスン電子は2011年からインド市場で圧倒的な1位を占めてきた。 しかし、最近になって中低価製品を武器に海外市場の開拓に積極的に乗り出した中国メーカーの猛追を受けている。

実際に市場調査会社のカウンターポイントリサーチによると、サムスン電子は昨年4四半期のインド市場でシェア23%を記録、小米(25%)に逆転されたことが分かった。

小米は2016年4四半期までは市場占有率が9%に過ぎなかったが、昨年3四半期、サムスン電子をぎりぎりまで追いかけてきたが、4四半期には1位に上がった。

インドは13億人の人口を保有しているため、成長潜在力が大きく、年間1億台以上のスマートフォンが販売されるなど「ポスト・チャイナ」市場で高く評価されている。 また、優秀なIT(情報技術)人材と豊かなネットワークで最適のR&D拠点として注目されている。
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