「ナッツリターン」チョ・ヒョナ、執行猶予確定・・・最高裁でも「航路変更」無罪

[写真=聯合ニュース]


いわゆる「ナッツリターン」事件で拘束起訴されたが2審で懲役刑の執行猶予で釈放されたチョ・ヒョナ(43)元大韓航空副社長に懲役10ヵ月に執行猶予2年が確定された。

最高裁判所が地上路は航路ではないという理由で航路変更の罪を無罪とみた2審の判断をそのまま維持し、チョ元副社長は実刑の危機から逃れることになった。

最高裁判所全員合議体は21日、航空保安法違反容疑などで起訴されたチョ氏の上告審で懲役10ヵ月に執行猶予2年を言い渡した原審判決を確定した。

裁判部は"罪刑法定主義に照らして航空機が地上で移動することを航路から移動することに該当すると解釈し難い"とし、"地上の航空機が運航しているとはいえ地上の道まで航路とみなすのは罪刑法定主義に反する"と明らかにした。さらに、"航路変更した容疑に対して無罪を認めた原審判決には関連法理を誤解するなどの違法がない"と判断した。

チョ氏は2014年12月、米ニューヨークJFK国際空港で乗務員の堅果類サービスを問題にし、乗っていた大韓航空KE086をランプリターン(航空機に搭乗ゲートに戻すこと)するよう指示して事務長を強制的に降ろした疑いなどで拘束起訴された。

1審は"航路に地上路が含まれる"とし、航路変更の有罪を認めて懲役1年を宣告したが、2審は"航路の辞典的定義は航空機が通っている空の道(空路)"とし、無罪を認めて懲役10ヵ月に執行猶予2年に減刑した。ただし、チョ氏が航空機乗務員の堅果類サービスを問題にして事務長らに暴言や暴行をして強制的に事務長を飛行機から降ろした容疑は有罪と認められた。
 
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