大宇造船海洋が世界最高水準の液化天然ガス(LNG)関連の技術力を対内外に誇示した。
大宇造船海洋は15日、玉浦(オクポ)造船所内のエネルギーシステムの実験センターで独自開発した間接熱交換式再起化装置とLNG船倉の「SOLIDUS」と「MCTIB」試演会を開催したと明らかにした。
同日の試演会にはグローバル海運業界やエネルギー関連会社、英国のロイドなど海外船級の主要人物80人余りが出席した。 特に実際のLNGを使用して性能を立証した再起化装置と実物大きさの模型で制作して公開した「SOLIDUS」と「MCTIB」は試演会に出席した顧客の賞賛を受けたと会社側は説明した。
今回試演された再起化装置は大宇造船海洋が独自開発した間接熱交換方式の気化器が適用されており、これまで蓄積した多様なLNG試験の結果をもとに開発されたもので、この技術が適用されれば、初期投資費と運営費を節減できるものと期待される。 この再起化装置は現在、玉浦造船所で建造中の浮体式液化天然ガスの貯蔵再起化設備(LNG-FSRU)に搭載され、2019年に発注会社に引き渡される予定だ。
また、10月、大宇造船海洋が海洋水産部の一部支援とともに独自に開発したLNG船倉の「SOLIDUS」は二重金属防壁を適用し、安全性を極大化した次世代メムブレーン型の船倉で、ドイツの化学会社であるBASFと協力を通じて開発されたエコ・高性能の断熱材が適用された。
「SOLIDUS」はこれまで業界で限界値だと思っていた船倉の一日LNG蒸発率を0.07%から0.049%台に画期的に下げることができるものと期待される。 この差は17万トン級のLNG運搬船を25年間運行すると仮定した場合、計125億ウォン相当の液化天然ガスを節約できる規模だ。
これで大宇造船海洋は従来に開発した災厄化装置を利用して液化天然ガスの能動蒸発量を制御したのに続き、「SOLIDUS」を通じて手動蒸発量まで制御できるようになってLNG船倉の分野で世界最高レベルの技術力を保有することになった。
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