輸出入銀行“私たちの企業の海外法人成長性、3年連続で下落”


輸出入銀行が16日に発表した「2016年会計年度海外直接投資経営分析資料」によると、韓国企業の海外現地法人6225社の昨年の総売上高は6422億ドルを記録した。営業利益と当期純利益は、それぞれ159億ドル、90億ドル規模である。

2015年と比較すると、収益性は-0.6%で1.4%に改善されたが、成長性は6766億ドルで、6422億ドルに下落した。

法人当たりの平均売上高は、前年(1億1000万ドル)に比べて小幅安の1億ドルで、成長がやや鈍化した。

業種別では、製造業(51.7%)と卸売・小売業(41.2%)が全体の売上高の92.9%を占め、国別では中国(30.0%)とアメリカ(22.2%)が全体の売上高の過半数(52.2%)以上であった。

法人当たりの平均純利益は、前年の70万ドルの損失から150万ドルに黒字転換した。営業利益率は2.5%を記録し、前年(2.4%)のレベルを維持した。全体当期純利益率は、鉱業と建設業の当期純損失規模が減少し、前年比2.0%ポイント上昇した1.4%を記録した。

鉱業は、国際原材料価格下落の鈍化で純損失規模が前年108億ドルで、2016年に33億ドルに減少した。

中国では、自動車業界の不振にもかかわらず、電子製品業界の営業好調で、前年比良好な純利益率(3.9%)を示した。

現地法人の財務安全性は概ね無難であった。負債比率166.7%、流動比率134.2%、借入金依存度30.2%で、すべて2015年と同様の水準である。

親会社の投資収益率は、貿易収支の海外直接投資の寄与度は小幅改善されたことが分かった。海外直接投資の投資収益率は6.2%を記録して前年(2.2%)よりも改善され、総投資収益は115億ドルで、韓国の投資家に合計41億ドルの配当金が支給された。

現地法人の親会社の純輸出額は1159億ドルで、前年(1123億ドル)に比べ小幅増加した。ただし、貿易収支の改善効果(純輸出額/投資残高)は、現地法人の現地化の拡大などで、前年(66.2%)に比べて減少し62.8%を記録した。

輸出入銀行の関係者は“過去の世界的な不況などの影響で、現地法人の成長性は萎縮されている姿を見せているが、半導体などの電子部品業界の営業好調や原材料価格の回復などの影響で収益性がよくなど、営業環境が改善されている”と“今後の海外投資のために投資収益が増加して貿易収支の効果も改善されることを期待する”と述べた。。

(亜洲経済オンライン)


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