SKイノベーション、米国のダウ事業また買収…包装材の専門化学企業への跳躍

[SKイノベーション、米国のダウ事業また買収…包装材の専門化学企業への跳躍]



SKイノベーションが米国最大の石油化学企業のダウの高付加の包装材事業を買収した。 今年の化学事業だけで2番目の買収・合併で、事業構造の革新に速度を高めるという戦略だ。

SKイノベーションは化学事業の子会社のSK総合化学を通じてダウのポリ塩化ビニリデン(PVDC)事業の買収契約(SPA)を締結したと11日、明らかにした。

◆ダウのPVDC事業の買収合併…EAA事業に続き、今年2番目
今回の契約でSK総合化学はダウが保有したPVDC事業の一切を買収する。 ダウのPVDC事業ブランドである「サラン(SARAN)」商標権はもちろん、米国ミシガン所在の生産設備と関連製造技術、知的資産など事業の一切を渡される。

PVDCは高付加包装材産業の核心分野であるバリアフィルム(Barrier Film)素材群の一つだ。 水分・酸素から内容物の腐敗、変形を防ぐ機能が卓越で、主に高いレベルの外部遮断性を要求する冷蔵・冷凍食肉加工の包装材の原料として使われている。

特にバリアフィルム素材群は市場参入壁が高く、供給業者が少ないうえ、今後、アジア地域の食料品の需要が増えるものと期待され、成長性が注目されている。

SK総合化学は最近終了したエチレンアクリル酸事業(EAA)に続き、PVDC事業まで買収し、パッケージング(Packaging)化学素材領域の主要製品群を備えるようになった。

◆"化学-バッテリー中心の非製油事業を集中的に育成する"
SK総合化学は従来のナフサ-エチレン-ポリエチレンにつながる汎用中心の石油化学ポートフォリオ限界を克服するため、高付加の化学企業への変身を図っている。

今回の買収を通じてSK総合化学はネクスレン、EAAに続き、PVDCまで多層包装材フィルムの高付加の核心素材を確保することになった。

これからもSK総合化学は事業構造の革新を核心とする「ディープ・チェンジ2.0」を推進するため、追加的な買収合併に乗り出す計画だ。 特に総合包装素材専門化学企業に跳躍し、世界最大の包装材市場に浮上する中国市場を本格攻略するという目標だ。
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