LGユープラスが未来の成長動力に浮上した人工知能(AI)の生態系に挑戦状を出す。 今月からはロボットを通じた独自のAIプラットフォームでB2B市場の先取りに乗り出すと同時に、12月にはSKテレコムの「ヌグ」とKTの「ギガジニ」に対敵できるようなAIスピーカーの新製品を発売し、B2C市場も進出する「ツートラック戦略」がポイントだ。
10日、関連業界によるとLGユープラスは通信、金融、書店、医療、流通など産業分野のいたるところに自社のAIプラットフォームが搭載された人工知能ロボット「ペッパー」サービスを11日から開始する。
ソフトバンクが2014年に開発したペッパーは感情認識が可能な世界初のヒューマノイドソーシャル・ロボットである。 ペッパーは人の姿(身長120センチ、体重29キロ)の大きさで、視覚・聴覚・触覚センサーとクラウドコンピューティングを通じて人の感情を把握して声を掛ける機能を備えた。 価格は約2000万ウォン程度のレベルだ。
LGユープラスはこの機器に挨拶、天気、知識検索など多様な分野の対話やオーダー型商品推薦機能を提供できるAIプラットフォームを搭載して国内市場に披露する。 ペッパーはユープラスのフラッグシップ店舗をはじめ、ウリィ銀行、教保文庫、嘉泉大学ギル病院、ロッテ百貨店、イーマートなど計6の事業所を通じて顧客サービスを担うことになる。 各事業領域に合せて顧客相談および商品情報の提供などロボットを通した消費者の接客業務が行われる時代が到来したのだ。
LGユープラス側は"ペッパーサービスを1年間テスト運営して、以後、追加導入を通じて賃貸料、流通圏のマージンなどビジネスモデルの拡大を検討するという計画"とし、"今後もソフトバンクグループ側とAI、ビッグデータ、モノのインターネット(IoT)、IPTV、ロボット、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)など未来新事業分野で多様な協力を推進していく方針"と説明した。
また、LGユープラスは年内にAIスピーカー製品も公開する。 業界ではLGユープラスがネイバーのAIプラットフォームである「クローバ」を搭載したAIスピーカーを12月頃発売すると予測している。 AIスピーカーの接続だけで自宅内に連結されたすべての機器をコントロールできるホームIoT機能が具現されるという。 IoTハブの役割を現在より高度化されたAIスピーカーに代替して、ホームIoT国内1位の事業者としての立地強化まで狙うという腹案だ。
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