世界電気自動車バッテリー市場のシェア2位を記録しているLG化学が国内最大規模の2次バッテリー産業展示会で自社のバッテリー技術競争力を誇った。
LG化学は27日から3日間、ソウル三成洞のコエックスで開かれる「インターバッテリー(InterBattery)2017」に参加した。
インターバッテリーは産業通商資源部が主催する国内最大規模の2次バッテリー産業展示会で、今年は国内外の190社余りが参加した。
今回の展示会で参加業者のうち、最も大きな規模(270平方メートル)のブースを造成したLG化学は「微細埃のないきれいな道はLG化学が一緒にリードする」をコンセプトに親環境的な側面を浮き彫りにさせた。
LG化学のブースの入り口はトンネルの形で造成された。 このトンネルは微細ホコリで悩まされている韓国の大気汚染を形象化したもので、微細粉塵の発生原因と関連ニュースの映像などで構成されている。
トンネルの入り口を通って一番先に確認できるのはLG化学のエネルギー貯蔵装置(ESS)バッテリーだ。 LG化学は今回の展示会で233~236WhのESSバッテリーセルをはじめ、3.3~9.8kWhのバッテリーモジュール、最大166.9kWhのバッテリーラックを展示した。
電気自動車だけでなく、グローバルESS市場でも頭角を現しているLG化学は7月基準、全世界に2.9GWh規模のESSバッテリーを設置・受注した状態だ。
ESSバッテリー展示品の隣にはLG化学が誇る「フリーフォーム(Free Form)バッテリー」が展示されていた。 フリーフォームバッテリーはスマートウォッチなどのウェアラブル機器と曲線の形のIT機器など形にこだわらず制作が可能な小型のバッテリーだ。
これと共にLG化学は昨年、インターバッテリー展示会に続き、今年もドロンをはじめ、ナインボットなどパーソナルモビリティに搭載された高出力の円筒型バッテリーも一緒に展示した。 今年の展示会では1回の充電で、最大27分の飛行が可能なドロン向けバッテリーセルが展示された。
ブースの片隅にはLG化学のバッテリーが搭載された現代自動車の電気自動車「アイオニクEV」と多様な電気車バッテリーが展示されていた。 アイオニクEVは1回充電走行距離が191㎞で、テスラ、BYD代表電気自動車などに比べて短いが、燃料効率が高く、人気を集めている。
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