崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長が来月開かれるグループ最高経営者(CEO)会議を通じて社会的企業生態系の造成に速度を出す見通しだ。
24日、財界によるとSKグループは来月、京畿道のSKMS(SK Management System)研究所でCEOセミナーを開催する。 CEOセミナーは崔泰源会長の主観でSKグループの内外の懸案について議論する場だ。
◆「社会と共にするディープ・チェンジ2.0」本格的に推進
SKグループの内外では崔会長がこれまで根本的な変化を意味する「ディープ・チェインジ(Deep Change)」を通じた経営方式の変化に集中してきたが、今年から社会的責任を強調し始めただけに、これに対する議論が行われるものと予想している。
特に注目されているのはSKグループが保有した有形・無形のインフラを社会的企業と共有する案だ。
崔会長は6月、グループ拡大経営会議で"SKが保有している有形・無形の資産は「共有インフラ」に該当する。 インフラは基盤施設として公共の目的のため開放されるものであるからだ"とし、各種インフラと経営ノウハウなどを活用して社会とともに成長できる方策作りを注文したことがある。
さらに、同月開かれた「社会的企業、国際フォーラム」でも170兆ウォン規模のSKグループの資産のうち、社会と分けることができる部分を探し、共有インフラにするという計画を発表した。
彼は"比較的に共有が容易なオフィススペースや駐車空間が共有インフラの容易な例"と"さらに、SKグループの技術開発(R&D)資産も社会と共有することができ、SKグループのノウハウも良いインフラになるだろう"と話した。
ために崔会長のこのような指示で構成された共有インフラタスクフォース(TF)が来月開かれるCEOのセミナーで、具体的な案を出すものと見ている。
◆社会的企業生態系の造成支援の加速化
このように崔会長が「社会と共にするディープ・チェインジ2.0」を通じたグループや系列会社の全方位的支援に乗り出し、社会的企業生態系の造成にも弾みがつく見通しだ。
これまで社会的企業関連の支援は主にSKグループの社会貢献財団のSK幸せ分かち合い財団を通じて行われてきた。 社会に革新的な変化を引き出す社会貢献モデルを持続的に発掘・育成するため、2006年に設立された財団は「ソーシャルイノベーションモデル開発事業」と「ソーシャルイノベーター養成事業」などを通じて社会問題解決に向けて努力してきた。
特にソーシャルイノベーションモデル開発事業の一環として社会的企業に「インパクト投資」を持続的に推進し、社会的企業が財務的な成果を超え、社会と環境に肯定的な成果をあげることができるよう支援している。
これとは別にSKグループは社会的企業の社会的価値の創出価値を測定してインセンティブを提供しており、SKイノベーションなどの系列会社は自主的に社会的企業を支援している。
SKグループの関係者は"これまでの支援策にインフラ共有などの追加支援が加わり、社会的企業生態系の造成によりもっと貢献できるだろうと期待している"と話した。
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