22日、保険業界によると、東洋生命は最近理事会を開き、キム・テヒョン常務の専務昇進を確定した。キム常務は来月1日専務に昇進し、東洋生命の営業部門を統括する役職を引き受けると予測される。キム常務は、2011年の役員に選任された後、6年以上商品戦略とGA(法人代理店)営業などを導いてきた。
2015年9月、東洋生命がアンバン生命保険に被買収された後、内部出身の役員としては初めて専務昇進に成功したケースである。最近、東洋生命はソン・ジュンヨン専務を迎え入れて、当時の副社長を社長に昇進させるなど次々役員人事を進めたが、東洋生命出身の役員の多くは昇進などから疎外されていた。
むしろ東洋生命は、2015年9月以降内部出身の役員を減らしていった。被買収当時、東洋生命の内部出身のキム・ユンソン専務やキム・インソク専務が在籍していたが、キム・インソク専務は2015年末、キム・ユンソン専務も昨年11月に会社を去った。
保険業界では、東洋生命が営業部門だけ内部出身役員に任せようという分析が出ている。中国人や外部招聘役員が財務やリスク管理、投資などのほとんどの領域を担当しているが、様々な販売チャネルを管理する必要があり、営業部門は彼らに任せることができないという見方である。
保険業界の関係者は“中国人幹部は、数字中心の財務業務は分からなくても人中心の営業部門を担当することは容易ではない”とし“会社の営業の文化や設計士の特性などをよく把握している内部の人物が営業の方を担当したほうがよい”と述べた。
一方、東洋生命は金常務の専務昇進と同時に、小幅の役員人事を断行する予定である。
(亜洲経済オンライン)
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