14日、金融業界によると、チェックカード発行枚数は2013年12月1億340万枚で、2016年6月1億1880万枚に増えた。一方、クレジットカードの発行枚数は、同じ期間に1億200万枚から9400万枚に減った。また、全体のカードの承認額のうち、チェックカードの承認額が占める割合も、2012年の15.8%から2016年21%まで上昇した。
今年もチェックカードの使用量が大きく拡大している。第1四半期のチェックカード利用額は農協カードが8兆8999億ウォンで最も高い金額を見せ、次にKB国民カードが8兆3839億4100万ウォンだった。
新韓カードが6兆6769億300万ウォン、ウリカードが4兆7372億8900万ウォン、ハナカードが2兆7979億8600万ウォンの順だった。加えて、サムスン・ロッテ・現代など企業界カード会社の利用実績は、それぞれ2527億8400万ウォン、2523億7200万ウォン、692億500万ウォンだった。
下半期に入ってからチェックカードの利用額がさらに増加すると予想されている。今年7月にカカオバンクが発足し、チェックカードの熱風を駆ってきたためである。
キャラクターチェックカードを出したカカオバンクは、発足1カ月で300万枚を発行し、ケイバンクもカカオバンクに対抗するためにキャラクターカードを出し、高い発行率を見せている。
このようなチェックカードの高空行進はしばらく続く見通しである。チェックカードの使用増加は、現金を持ち歩かなくても少ない金額でも楽に決済することができ、何よりも年末精算時の税制優遇が大きい点が作用したためである。
特に家計負債問題のため、当分の間は、クレジットカードではなく、チェックカードの使用を誘導する政策が維持されると見られ、利用者はさらに増える見通しである。
カード業界の関係者は“政府の政策基調に合わせてチェックカード市場はさらに拡大するだろう”とし“しかし、決済手段の利便性、迅速性はピンテックのような金融技術の発展に支えられ、さらに拡大され、今後はより多様な小額決済方式が出ればチェックカード市場にも近いうちに変化が出てくる”と述べた。
(亜洲経済オンライン)
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