​サムスン電子、2四半期にインテル抜いて世界半導体産業制覇

[​サムスン電子、2四半期にインテル抜いて世界半導体産業制覇]



サムスン電子が半導体業界に進出してから33年ぶりに世界の覇権を獲得した。 故李秉喆(イ・ビョンチョル)先代会長と李健煕(イ・ゴンヒ)会長、李在鎔(イ・ジェヨン)副会長3代にわたったサムスン電子の半導体事業拡張の努力が実を結んだのだ。

これによって1992年から25年間で半導体市場で1位を守った米インテルは王座から退くことになった。

サムスン電子は今年2四半期に半導体事業部門で連結基準の売上17兆5800億ウォン、営業利益8兆300億ウォンを達成したと発表した。 前四半期に立てた四半期史上最大の売上げ(15兆6600億ウォン)と営業利益(6兆3100億ウォン)を記録した四半期ぶりに更新したのだ。

これでサムスン電子は世界の半導体市場で1位(売上高基準)になった。 サムスン電子が半導体不毛地帯だった韓国で関連インフラを構築し、1984年初の輸出を始めてから33年ぶりだ。

◆インテル時代の終焉…当分の間、サムスン電子が覇権を維持する模様
これによって永遠かのように見えたインテルの時代は終焉を告げた。 個人用コンピューターに使う中央情報処理装置(CPU)半導体が主力商品であるインテルはIBM PCが普及し始めた1992年以降、世界半導体市場で1位の座を一度も逃さなかった。

しかし、今年2四半期のメモリー半導体「スーパー好況」に支えられ、サムスン電子の売上が急上昇し、2位となったのだ。 市場調査会社のICインサイツによると、インテルは今年2四半期144億ドル(約17兆2200億ウォン)の売上を記録するものと予想された。

半導体業界の関係者は"サムスン電子の半導体部門の四半期の売上がインテルをリードしているのは今回が初めてで、業界に記念碑的な事件"とし、"サムスン電子の主力製品であるDラムやナンドフラッシュなどのメモリー半導体の需要増加が関連製品の価格上昇をけん引したおかげ"と分析した。

専門家らは世界半導体市場の覇権を当分の間、サムスン電子が維持するだろうと見込んだ。 最近浮上しているIoT(モノのインターネット)、VR(仮想現実)、自主走行自動車などの未来産業から高性能のメモリー半導体が必須的に要求されるためだ。

メモリー半導体市場が少なくとも来年上半期までは好況を続けていくものと分析される。 市場調査機関のガートナーによると、今年の世界ナンドフラッシュ市場規模は465億ドル、2021年には565億ドルにのぼるものと予想された。

◆反撃準備するインテル VS 先制的投資に乗り出すサムスン電子
一部ではインテルの反撃に備えなければならないという指摘も出ている。 インテルは今年初め、メモリー半導体を新成長動力にするため、120億ドル(約14兆ウォン)に上る大規模な投資計画を明らかにしている。 これを通じて技術競争力強化を推進し、ナンドフラッシュなどのメモリー半導体市場での立地を強化するという戦略だ。

サムスン電子も市場の主導権を維持するために積極的に乗り出している格好だ。 高性能∙省電力∙高容量Dラム製品の場合、工程の効率化を通じ、製品の競争力を高めるという計画だ。 また、平沢(ピョンテク)半導体ラインを中心に高い成長性が予想されるサーバ用の高容量ストレージ需要に積極的に対応するとともに、4世代64段に続き、5世代製品の開発に力を入れて技術リーダーシップを強化する方針だ。

先立って、サムスン電子は半導体事業などの施設投資に上半期だけで22兆5000億ウォンを執行した。 特に2四半期の場合、施設投資に計12兆7億ウォンを投入し、このうち、半導体事業部門だけでも半分を超える7兆5000億ウォンを注ぎ込んだ。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기