イ・ウヒョンOCI社長が電気税の引き上げなどの変数を考慮し、群山に位置したポリシリコン生産工場の増設を推進しないと明らかにした。
イ社長は26日、ソウル汝矣島(ヨイド)の新韓金融投資の本社で開かれた2四半期の実績発表会で"増設は100%マレーシアだけで進行するだろう"とし、"韓国での増設計画はない"と話した。
OCIは5月末、年産2万t規模の徳山マレーシアのポリシリコン工場の買収を完了した。 これを通じて韓国・群山とOCIMSBが位置したマレーシアなど2ヵ所にポリシリコン生産施設を備えることになった。
イ社長は電気税の引き上げと最低賃金の問題などを考慮すれば、群山工場よりマレーシア工場を拡大するほうが楽だという立場をほのめかした。
彼は"マレーシアは電気料金が韓国の3分の1水準であるだけに競争力のあるエネルギー費用をもとに生産量を増やすのに大きく役立つだろう"とし、"現地工場の場合、3万t以上の増設の際、韓国に対する原価が30%以上、2万t以下の増設時は20%程度安い"と話した。
これによってイ社長はマレーシアポリシリコン生産施設の正常化とともに増設を推進すると明らかにした。
イ社長はまず、PS2生産施設を正常化して今年の年末までに生産能力を1万3800tで正常化する方針だ。 以後、来年に2200t規模の増設を推進してマレーシア工場の生産能力を計1万6000tに増やす計画だ。
マレーシア工場生産施設の正常化・増設が完了する場合、OCIのポリシリコン生産能力は従来の群山工場5万2000tとマレーシア工場を含め、計6万8000tに増える。
イ社長は具体的なPS2の増設案に対して設備移転などを検討していると明らかにした。
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