​サムスンバイオロジックス、成長の羽をつける

[​サムスンバイオロジックス、成長の羽をつける]



サムスンバイオロジックスがバイオ医薬品の委託生産受注の拡大と事業多角化、工場の生産能力の増大で反騰を図っている。

25日、金融監督院によるとサムスンバイオロジックスは今年2四半期に売上632億ウォン、営業赤字85億ウォンを記録した。 1四半期と比べ、売り上げは41.3%減少し、営業利益は赤字に転換したのだ。

しかし、これは予想された不振であり、一時的な現象という分析だ。 昨年12月に実施した第1・2工場の設備維持・補修によって1四半期の出荷量が減少して発生した状況だからだ。

サムスンバイオロジックスの関係者は"設備維持・補修はバイオ製薬工場で必ず必要な作業"とし、"昨年末、行われた設備維持・補修の影響で出荷量が減ったのが2四半期の売上と営業利益に影響を与えた"と説明した。

下半期からは本格的な実績ターンアラウンドが行われる見通しだ。 海外会社のバイオ医薬品の委託生産受注が相次いで事業領域が増えたからだ。 2工場の生産能力が増え、3番目の工場が竣工を控えたことも好材料だ。

サムスンバイオロジックスは5月4日、欧州製薬会社と4165万4000ドル(約465億ウォン)規模の委託生産契約を締結した。 今月4日にはインド最大の製薬会社のサンパマと最小の物量基準5551万3715ドル(約621億ウォン)分の契約を結んだ。 同月21日には欧州製薬会社と2018年まで1398万4000ドル(約156億ウォン)分のバイオ薬を独占生産する契約を結んだ。

新規事業も目立つ。 サムスンバイオロジックスは最近、医薬品開発・製造委託(CDMO)企業に変身した。 委託生産だけでなく、医薬品の委託開発(CDO、Contract Development Organization)事業を始めてからだ。 CDOはバイオ新薬の大量生産に必要な細胞株の開発や生産工程設計を代行している事業である。

今月、特許審判院に多国籍製薬会社のロンジャを相手にした特許無効訴訟を提起したりもした。 訴訟を起こした特許は「哺乳動物発現ベクター」関連だ。 細胞株を培養する前に遺伝子(DNA)を細胞内に移動してくれる技術で、CDMO事業に対する意志を表わしたものと評価される。

最近、サムスンバイオロジックスは2工場に設置された1000ℓ規模のバイオリアクター(インキュベーター)二つの生産準備を終えた。 1万5000ℓの10機を備え、15万ℓだった生産能力が15万2000ℓに増えた。 新たに設置したバイオリアクター2機は、委託開発事業に必要な小規模の臨床物質生産に使われる予定だ。

3工場の稼動も可視化されている。 2015年11月に工事に入った3工場は年間18万ℓのバイオ薬を生産できる施設だ。 単一バイオ薬工場では世界最大規模だ。 今年中に工事を終えた後、来年4四半期から試生産に、2020年4四半期から商業生産に入る予定だ。

この工場が完工されれば、サムスンバイオロジックスの生産能力は計36万ℓで、全世界の委託生産(CMO)メーカーのうち、1位になる。
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