済州航空が、中国のサード(THADD・高高度ミサイル防御体系)報復以後、初めて中国不定期便の運航許可を受けた。済州航空は、中国航空当局から清州~張家界路線の一時的運航許可を受けたと17日明らかにした。
これに伴い、済州航空は清州~張家界路線に25日と29日の2度にわたってチャーター機を飛ばす計画である。それぞれ180人余りの韓国人観光客が搭乗する。
航空業界は、中国のサード報復が始まった以後、中国政府が許可した初めてのチャーター機運航だが、中国が報復措置を完全に撤回するのではないとし、拡大解釈を警戒した。
韓国を訪れた中国人観光客を対象にしたチャーター機ではなく、中国を訪れる韓国人観光客を乗せたチャーター機に対する許可に過ぎないという話である。
国土交通部の関係者は“中国行きの韓国人観光客を輸送するための措置である”として“中国のサード報復撤回動きとは関係ないものと見られる”と話した。
業界関係者は“中国人観光客が韓国に来るチャーター機が許可されると、ようやく凍りついた韓・中関係が完全に解けると見ることができる”と話した。
一方、済州航空は今年4月初めに人気路線であるウェイハイに行く仁川発の定期路線に対する運航を週7回から14回に増やすと中国航空当局に申し込み、許可通知を受けて先月2日から増便して運航している。
(亜洲経済オンライン)
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