[写真=亜洲経済]
世界4大国際映画祭の一つであるモスクワ国際映画祭で俳優、ソン・ヒョンジュ(52)が主演男優賞を受賞した。
ソン・ヒョンジュは30日未明(現地時間29日夜)、ロシアモスクワで開かれた授賞式で、映画「普通の人」で主演男優賞を受賞した。映画撮影でモスクワに行けなかったソン・ヒョンジュの代わりにキム・ボンハン監督が受賞した。
「普通の人」は全斗煥(チョン・ドゥファン)政権の軍事独裁が絶頂に達した1980年代後半を背景に、平凡な人生を生きてきた強力系刑事が安企部が工作した事件に巻き込まれながら人生を根こそぎ失った話を描く。
ソン・ヒョンジュはベトナム戦争の参戦軍人出身の強力系刑事「ソンジン」を務め、独裁権力に踏みにじられる普通の人の苦悩と痛みを演技した。「ソンジン」は熱心に犯人捕まえて国家に忠誠し、障害のある妻と小学生の息子とともにまともに暮らすのが夢である平凡な家長だが、暴圧的な政権の下で彼の人生は崩れてしまうストーリーだ。
一方、「普通の人」はこの日、「アジア映画振興機構」(NETPAC)が与える最優秀映画賞も受賞した。
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