アシアナ航空の完全子会社であるエアーソウルが、来年本格黒字経営時代を宣言した。昨年7月に国内線金浦~済州を始まりに初めての飛行を始めたエアーソウルは、アシアナ航空の短距離収益性向上のために設立された。
リュ・グァンヒエアーソウル代表は22日、仁川国際空港アシアナ航空第2格納庫で開かれた新規就航発表懇談会で“航空機が合計7機になり、来年には規模の経済を実現してLCCの中で最も速い黒字を実現できる”とし“今年1300億ウォンの売り上げを目標にする”と強調した。
エアーソウルは開始からアシアナ航空の赤字路線を受け継いで運航を始めた。また、競争LCCとは違い、収益創出が良くなかった。これに対し、運航後の主要課題として1年間に日本の小都市路線の需要発掘を通した路線黒字化に積極的に努力してきた。
エアーソウルは昨年の売上額168億ウォン、営業損失216億ウォンを記録した。国際線を本格的に運航し始めた今年1分期は、売上額が236億ウォンに増加した。
リュ代表は“アシアナ航空が運航する時より一便あたりの搭乗人員と収益が増加するなど、低費用と経営合理化を通じて損益が改善されている”として“日本の地方自治体と協力して、需要を創り出す”とし、8ヶ月間の国際線運航を評価した。
また“今年下半期には、東京・大阪、香港、グアムなど人気路線を運航して、今後の収益性向上に努める”として“今後、中国、ベトナム、タイなどを就航して航空業界に新しい風を起こす”とビジョンを明らかにした。
現在、エアーソウルは仁川を基点に、宇部、長崎、米子、広島、高松、静岡、富山などの日本路線とカンボジア、マレーシアなどを運航している。
下半期には航空機2機を追加で導入し、大阪、成田、香港、グアムに次々と就航する予定である。航空機数は毎年2機ずつ増やし、2022年には15機まで増える展望だ。
(亜洲経済オンライン)
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