SKCが中国最大の国営石油化学企業である中国石油化工集団公社(シノペック)の子会社 SVW(Sichuan Vinylon Works)と手を取り合って、高成長・高付加ガラス接合フィルムであるPVB(Polyvinyl Butyral)フィルム市場に進出する。
SKCは24日、中国・重慶でSVWとPVBフィルムの原料(レジン)及びPVBフィルム生産合弁会社(JV)の設立に対する投資意向書(LOI)を締結したと25日、明らかにした。
SKCとSVWは中国内のフィルムの生産拠点である長寿省のフィルム工場にPVBフィルム生産施設を作った後、施設を持続的に拡大することにした。
SKCはPVBフィルムの製造関連技術を提供して、SVWはPVBフィルムの原料を供給して、合弁会社は原料から製品まで垂直系列化を構築するようになる。
PVBフィルムは自動車・建物用のガラス接合フィルムで、事故発生時に人を保護するため、ガラスとガラスの間に入って破損の際、彫刻が飛ばないよう制止する役割をする。 これに騒音や熱、紫外線遮断機能などもあり、高付加価値商品に属する。
PVBフィルム市場は2015年約38万t、2兆6000億ウォン規模へ成長傾向を持続している。 特に騒音遮断など高機能を備えた製品は年平均20~30%ほど高成長している。
両社は今年下半期に合弁会社を設立し、2019年1四半期に商業生産に乗り出す計画だ。 合弁会社は研究開発をはじめ、PVBとPVBフィルムまで製造・販売する。
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