大統領選挙後の新しい政府の景気浮揚策に対する期待感でウォン・ドルレートが下落した。
9日、ソウル外国為替市場で大統領選挙前日の8日、ウォン・ドル相場の終値はドル当たり1131.4ウォンで、前取引日の終値より1.3ウォン値下げした。フランスの大統領選挙でマクロング候補の当選で政治的不確実性が解消され、危険資産を好む現象が強まったためだ。
韓国の大統領選挙後の新しい政府が内需を活性化に向けた大規模な景気浮揚政策を打ち出すだろうと期待感が当面、ウォン高をリードする見通しだ。さらに、史上最高値を超えた証券市場の強気が続くものとみてウォン高の影響で作用するものと予想される。
ただ、6月米国の金利引き上げの可能性が高まっているため、ウォン・ドル安への圧力を制限するという観測も出ている。
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