​ポスコ、米国OTCでソリューションマーケティング展開

[​ポスコ、米国OTCでソリューションマーケティング展開]



ポスコがますます強化されている米国の鉄鋼保護貿易障壁を克服するため、現地で最先端エネルギー鋼材および加工技術を活用したソリューションマーケティングを強化する。

ポスコは1日から4日まで米国のテキサス州ヒューストンで開かれた世界最大規模の海洋技術博覧会である「2017年度世界海洋技術コンファレンス(OTC 2017)」に参加したと明らかにした。

OTCは海洋プラントおよび機材関連技術セミナーや展示会で、毎年全世界120ヵ国・2500あまりの企業が参加してエネルギー鋼材市場のグローバルマーケティングに総力を傾けている。

ポスコは2008年を皮切りに今年まで10年連続OTCに参加した。 特に今年は国内の鉄鋼会社では初めてOTCのメインホール(NRG Center)に進出、博覧会を代表するVIP企業としての地位を誇示した。 昨年に続き、エネルギー業界内での認知度が高い韓国の海洋機材製作会社と共同での展示ブースを飾り、韓国の技術力を集中的に広報した。

今年の博覧会はドナルド・トランプ米政府が自国の鉄鋼産業のため、輸入鉄鋼に強力な通商規制を加えている状況で開かれたもので、ポスコとしても相当な負担感を持ったという。

トランプ大統領は先月20日(現地時間)、ホワイトハウスで輸入鉄鋼に対して「貿易拡大法232条」を発令する行政命令に署名した。 「貿易拡大法232条」は大統領職権で特定輸入品が米国の国家安保を侵害するかどうかを調査した後、直ちに輸入を全面禁止したり、輸入量を制限する強力な貿易制裁措置だ。 すでに米国商務部は韓国をはじめとした輸入鉄鋼に対して品目別に反ダンピング・相殺関税措置を下したり、調査を開始するなど圧迫を加えている。

このような措置で顧客が離脱することを防止するため、ポスコは独自の技術で開発した製品を多く発売し、現地需要産業の発展のため、ポスコが一緒に行かなければならないというメッセージを伝えた。

昨年より展示の対象を拡大しており、ポスコオリジナル製品の厚板高マンガン鋼だけでなく、厚さ20mm以上の鉄板で製造した産業用パイプ及び強力な厚板、世界最高の直径のワイヤロープ用船材、液化天然ガス(LNG)メムブレイン用のステンレス鋼などポスコのワールドプレミアム(WP)素材から顧客の製品まで達する完結型ソリューションを観覧客に披露した。

これとともに海洋機材製作会社と共同でEPC(設計・調達・施工)社と技術ミーティングを実施するなど顧客会社の新規プロジェクトの受注活動に乗り出し、△スラリーパイプ用の高マンガン鋼 △LNGターミナル用の極低温溶鋼 △エネルギー採掘機材用の棒鋼などポスコのWP製品の新規市場拡大に向けて多様な企業との協議を進めた。

また、保護貿易措置の拡大と関連した米国内の雰囲気も把握しており、こうした調査結果を踏まえて今後米国市場進出戦略を立てる方針だ。
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