昨年過去最少出生児、新年最初の月から不安

    [写真=統計庁]


28日、統計庁が発表した「1月人口動向」によると、今年1月の出生数は3万5100人で1年前より11.1%(4400人)減った。

1月基準では月別統計作成を始めた2000年以来過去最低水準となった。前年同月と比較すると、2015年12月から14ヶ月連続で減少している。

韓国の少子化問題は深刻である。昨年の出生数は40万6300人で1970年統計作成以来過去最少となった。人口1000人当りの出生数を意味する粗出生率も7.9人で前年より0.7人(8.1%)減った。

韓国は2001年の合計出産率が1.297人に落ちて初めて少子化国家になり、2012年(1.30人)を除いてこの地位から抜け出せずにいる。

出生児が減少する理由は妊婦が減ったためである。イ・ジヨン統計庁人口動向課長は“1979年と1982年に生まれたベビーブーム世代の妊婦が35歳以上になった影響が大きい”とし“2014年の婚姻件数が5.4%が減少した影響も現れている”と分析した。

また、結婚しない傾向も止まらない。1月の婚姻件数は2万3900件で1月基準として過去最低であった1年前と同様の水準を記録した。1月の死亡者数は2万5900人で4.9%(1200人)増加した。2000年統計作成以来、1月基準過去最高記録となった。

統計庁は、平均気温が1月後半以後に急激に落ちるなど、寒波のせいで85歳以上の死亡者が大きく増加したためだと説明した。実際に死亡者の28.9%が85歳以上だった。離婚件数は8100件で前年同月対比2.4%(200件)減った。婚姻が減って離婚も減少する傾向である。

一方、統計庁がこの日共に発表した「2月国内人口移動」を見ると、先月の京畿の純流入(転入-転出)人口は8902人で市道別基準全国1位であった。

京畿は2015年3月から純流入1位を守っている。世宗(セジョン)は2454人、忠南(チュンナム)は2411人、済州(チェジュ)は1230人が純流入して京畿の後に続いた。

2009年7月から純流出(転出-転入) 1位を守ったソウルは、先月8年ぶりに4位(1548人)に下がった。先月の純流出は、慶北(キョンブク)2168人、蔚山(ウルサン)2073人、慶南(キョンナム)1979人の順で多かった。

(亜洲経済オンライン)

<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기