環境部は29日、ベトナムのハノイで第13次韓・ベトナム環境長官会議を開催して、ベトナムの自然資源環境部と両国環境懸案に対して議論する。
韓・ベトナム環境長官会議は2000年から始まり、今回の第13次会議ではハノイの埋立地のガス発展施設設置協力、ベトナム産業団地廃水処理改善法案、生物多様性共同研究などを扱う。
ハノイ埋立地のガス発展施設設置に対する協力は、ハノイ埋立地のガスを捕集して電気を生産する事業を議論し、この事業は約120億ウォン規模で推進される。
現在この事業は韓国側で妥当性を調査中であり、本事業が推進される際に韓国の優秀埋めたてガス発電機術をベトナムに輸出できると環境部は期待している。
ベトナム産業団地の廃水処理改善協力方案は、両国がベトナム廃水処理規制と法令を共同で研究する。また、韓国政府がベトナム中部地域廃水処理のマスタープラン樹立を支援する予定である。ベトナムでは昨年に鉄鋼業者毒性物質無断放流などで水質が汚染され、魚類が大量に死ぬなど深刻な環境問題が発生した。
また、ベトナムの生物多様性保全と生物資源活用のための共同研究拡大・発展方案も協議する。両国は2014年から現在までに100種類余りのベトナム有用植物を発見し、効能を証明するための研究を進めている。
合わせて、両国の生物資源研究共同結果で環境部所属国立生物資源観が編さんした地域植物図鑑と南ベトナム地域の昆虫図鑑1000冊をベトナムに伝達する。
この他にもベトナム環境分野力量強化のための公務員の長・短期教育研修支援、韓・ベトナムオンライン環境情報体系構築および持続可能生産・消費政策分野交流なども議論する。
ユ・ポムシク環境部国際協力課長は“我が国の環境政策と技術に対するベトナム政府の信頼が高い”として“今回の長官会議を契機に、両国協力関係が実質的な戦略的協力・パートナー関係に発展することになると期待される”と話した。
(亜洲経済オンライン)
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