朴槿惠(パク・クネ)と崔順実(チェ・スンシル)ゲートを捜査する検察が27日、朴槿恵前大統領の拘束令状を請求した。21日、検察に出席に調査を受けてから6日ぶりだ。
検察特別捜査本部(本部長イ・ヨンヨル地検長)は"朴前大統領は強大な大統領の地位と権限を利用して企業から金品を授受させたり、企業経営の自由を侵害するなどの権力乱用的行動を見せている。重要な公務上の秘密を漏洩するなど、事案が非常に重大だ"と話した。
また、"朴前大統領が容疑を認めず、今後証拠を隠滅する恐れがあり、法と原則に合致した公平性により令状の請求を決定した"と説明した。
朴前大統領の罷免による早期大統領選挙を控えて早ければ今週中に各党の大統領候補が決定される予定であり、公式選挙運動の本格化が始まる前に捜査を終結させる方向を決めたのも一役買った。
すでに捜査チーム内部では拘束される可能性が高いと見ていただけに、国政壟断の黒幕と名指された崔順実被告と他の共犯たちが身柄逮捕されて裁判を受けている点などをあげるなど、拘束令状の請求が避けられないという意見が優位を占めていたからだ。
一方、朴前大統領の私邸周辺は現在特別な動きはなく、今日も朝から美容師姉妹が出入りした。
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