全体輸入量の4割を占めるブラジル産鶏肉の国内流通が暫定中断されたことによって一部では価格高騰を懸念しているなか、農林畜産食品部と食品医薬品安全処が問題になった会社から国内に輸出した鶏肉はないと明らかにした。
先立って、ブラジル連邦警察は"BRFをはじめ、30カ所あまりの大型の肉加工会社が腐敗した肉の臭みを消すため、使用が禁止された化学物質を使用して流通期限を偽造するなど衛生の規定を破った"と明らかにした。
農林畜産食品部と食品医薬品安全処などによると、腐敗鶏肉の流通の論議に巻き込まれたブラジルの加工業者「BRF」は国内に輸出した鶏肉の流通と販売を暫定中止しており、この業者から国内に輸出した鶏肉はないと発表した。
しかし、このような方法で生産されたブラジル産鶏肉の相当量がすでに外国に輸出されたことが明らかになり、大きな波紋が広がるものと予想される。
農畜産食品供給部は20日、畜産物の不正流通で問題になった調査対象21の作業場の肉類輸出対象国の現況調査で、欧州連合(EU)、サウジアラビアなど30余カ国に輸出されたことを確認したが、韓国は輸出対象に含まれていないことが分かった。
しかし、国内大手の食品メーカーやチェーン店などでブラジル産の鶏肉を使用していたため消費者たちの不安が高まている。
各メーカーはブラジル産鶏肉が使われた製品を把握して問題があるかどうかを確認作業を行っており、CJ第一(チェイル)製糖など一部のメーカーの場合、製品生産そのものを中止したことが分かった。
また、大型マートなどでもブラジル産鶏肉の販売を中止するなど消費者の不安と議論は続く見通しだ。
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