現代(ヒョンデ)自動車グループが2021年まで5年間、米国に31億ドル(約3兆6000億ウォン)規模の投資を進める。
17日、業界によると鄭鎮行(チョン・ジンヘン)現代自動車社長は同日、海外メディアの記者らと会ってこのように明らかにした。
鄭社長は"米国でエコカー、自律走行車など未来の新技術開発に向けた研究開発(R&D)投資拡大と既存の生産施設について投資する計画"と話した。
さらに、"現地で高い需要を見せているSUVとジェネシス車両の生産のための工場建設も考慮している"と付け加えた。
現代車はアラバマ州に、起亜車はジョージア州にそれぞれ現地工場を運営している。 ただ、新工場と関連、彼は"米国市場はグローバル目標達成に向けて戦略的に非常に重要な地域であるだけに、色々と計画を立てている"、"新工場建設は自動車需要に応じて変わるものとみられる"と説明した。
現代車グループは今回の投資がドナルド・トランプ米大統領当選人とは関係のない決定だと線を引いた。
先立って、トランプ当選者はメキシコ工場で生産される車に対して35%の税金を付けるという計画を発表した。 これにグローバル自動車企業は米国の投資計画を相次いで出している。
これに業界は現代車グループが米国内の大規模投資計画を明らかにし、トランプ政府の圧迫を避ける方向へ方針を定めたという見方も出ている。
現代車グループの関係者は"今回の投資はグループレベルで予定されていたこと"とし、"現地の市場需要と対内外環境などを考慮して新工場建設するかどうかも検討している"と強調した。
一方、現代車は米国販売量の65%を現地生産に充当しており、残り35%は国内で生産して輸出している。 起亜車の米現地調達の物量比重は41%だ。
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