ジュ・ヒョンファン産業通商資源部長官は19日“米国新政権、英国EU離脱、保護主義の拡散の可能性もあるが、全体的に2%台の輸出増加傾向を示すものと予想している”と述べた。
ジュ長官はこの日、世宗市で開かれた記者懇談会で“今年第4四半期(10〜12月)の輸出が2年ぶりにプラスに転じると見られる”とは明らかにした。
韓国の月の輸出は、8月に20ヶ月ぶりに反発に成功したが、下落した後は11月3ヶ月ぶりに2.5%増加に転じた。
ジュ長官は“今の傾向であれば、12月の輸出もプラスを維持すると見られる”とし“このようにすると、2014年第4四半期以降、2年ぶりに四半期の輸出がプラスになる”と説明した。
また“来年も世界貿易が緩やかに良くなると見られ、国際原油価格の上昇も輸出回復に役立つと思われる”とし“ただし、保護貿易主義の強化、米国新政府発足、英国のEU離脱)など不確実な変数はまだある”と付け加えた。
貿易協会をはじめとする国内の主要経済団体も韓国の来年の輸出が2〜3%台を記録するだろうと見ている。
ジュ長官は、輸出に加えて基調を堅調に固めるために、来年も韓国の輸出市場、品目、方法を改編していくと強調した。
具体的には、来年上半期にイスラエルやエクアドルなどの新規FTA妥結に拍車をかけて、韓・インド包括的経済連携協定(CEPA)改善作業、メキシコ、メルコスールとのFTA交渉も本格化する方針である。
ジュ長官は“医薬品や化粧品などの5大消費財の場合、来年の輸出を今年より15%増やし、売上高1兆ウォンのブランドも4〜5個生まれるよう支援する”と付け加えた。
ジュ長官は“今年内需企業5000社を輸出企業化する事業を推進したが、来年から5年間は国内企業3万社を対象に拡大していく”とし“貿易金融の規模も今年より8兆ウォン増加した229兆ウォン規模に増やす計画である”と強調した。
(亜洲経済オンライン)
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