福島3.11以降の世界を描いたキム・ギドク監督の映画「STOP」、12月公開

[写真=映画「STOP」のスチール]


キム・ギドク監督の22番目の映画「STOP」が12月韓国での公開を確定した。

昨年、日本で撮影を終えたキム・ギドク監督の映画「STOP」は福島原発の爆発で放射能に汚染された地位に住む妊娠した夫婦が東京に移住しながら展開する物語で、放射能に汚染されたかもしれないお腹の子を産むかどうかに対する悩みを中心に描いた作品だ。

キム・ギドク監督は映画「STOP」のスタート点を“福島放射能漏れ事故をニュースで接した後、原発爆発による放射能被害に対する恐ろしい気持ちを感じたとき“と話した。また、原発政策に疑問符を投げかけ、事前災害や管理を疎かに原発の爆発で発生する汚染に対する警戒心を鼓吹させるために作ったと説明した。

東日本大震災が起きた2ヶ月後、「STOP」の脚本を書き始めたキム監督はシナリオを書くに当たってはチェルノブイリの事故について資料を集めたという。彼は、実際福島の放射能漏れ事故で現在その地域には甲状腺の子供患者が急増し、その他様々な放射能による被害事例が報告されている状況で、これは我々の問題ではなく、次世代の子供たちの問題だと思い妊産婦を主題にして話を考えたと語った。

一方、「STOP」は2月28日、北海道夕張市「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2016」で上映され話題を集めたが韓国でも日本でもなかなか上映が決まらず、12月韓国で公開されることになった。

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