12日、ヨン・サンホ監督の映画「釜山行き」のマスコミ試写会がソウルロッテシネマ建大入口で開かれた。
映画は前代未聞の災難が大韓民国を覆ったなか、ソウル駅を出発した釜山行きの列車に乗った人々の生存をかけた熾烈な死闘を描いた災難ブロックバスターだ。
この映画で初めてカンヌ・レッドカーペットを踏んだ俳優コン・ユは試写会の後、“確かにカンヌでの反応と国内の反応の差があって興味深かった。カンヌで自分のことを知らない人たちに拍手喝采を受けるのも嬉しくて興奮される新鮮な喜びだったが、韓国の観客の熱いエールがもっと切実だ”と韓国でのヒットを祈った。
女優チョン・ユミは“「釜山行き」は「トガ二幼き瞳の告発(2011)」に続いてコン・ユとは2番目の作品だ。「トガ二幼き瞳の告発」と同じように意味のある映画をコン・ユと共にすることができて光栄だ”と話した。
グループワンダーガールズを脱退し、演技活動に専念しているアン・ソヒは2010年「ラスト・ゴッドファーザー」に特別出演後、初の映画だ。彼女は“久しぶりの映画撮影でわくわくして緊張した。まだスクリーンの中の自分の姿が不思議でたまらない”と、“まだ自分の姿、自分の演技に満足することはできないが、先輩たちと一緒に撮影した映画を皆で観ることができて胸がいっぱいだ”と感想を話した。
愛する妻(チョン・ユミ)のために孤軍奮闘する夫を演じたマ・ドンソクはキャラクターに対して“妻を愛する普通の男だ。妻には優しく、災難が起きた状況で妻と2世のためならできないことのない役割”と説明し、“多くの方たちが普遍的に共感できる感情ではないかと思う”と話した。
一方、「豚の王(2011・The King of Pigs)」、「サイビ(2013・The Fake)」など社会告発の性格が強い雰囲気のインディーズアニメーションを演出してきたヨン・サンホ監督の初の実写映画として、第69回カンヌ国際映画祭の「ミッドナイト・スクリーニング」セクションに招待された。
世の中の縮小版という列車のなかでコン・ユ、チョン・ユミ、マ・ドンソク、アン・ソヒ、チェ・ウシクなどが演じる映画「釜山行き」は20日封切りする。
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