フォルクスワーゲン、国内販売中止秒読み…


11日、環境部によると、フォルクスワーゲンの排気ガス操作事件を捜査中であるソウル中央地検刑事5部(部長チェ・キシク)から、最近の騒音・排気ガス試験成績書を操作したフォルクスワーゲンの車種名簿などが書かれた行政処分協力要請公文書を受けた。

公文書には、2007年からフォルクスワーゲンが国内で発売したアウディ、フォルクスワーゲンモデル70種余りが含まれた。環境部は、これらの70車種に対する書類を検討した後、販売停止と認証取り消しなどを進める方針である。

中央地検関係者は“騒音・排気ガスの試験成績書を虚偽で作成したエンジンの一連番号30個余りが装着された車両が、認証取り消しを受ける可能性が高い”として“認証一連番号が同じエンジンが、色々な車種に同時に搭載され、行政処分を受ける車種は70種余りに達するだろう”と話した。

検察が排気ガスの操作に対する最終決定を下し、環境部はいち早く行政手続きに対する検証作業に着手した。ただし、まだ行政処分手続きが進行中であるため、処分対象になる車両数を正確に集計するのに時間がかかるという立場を表わした。

環境部の関係者は“フォルクスワーゲンの行為が事実と確認されれば、認証の取り消しと共にまだ販売されていない車両には販売停止命令を、すでに販売された車両には課徴金賦課とリコール(是正命令)等を下す方針である”とし“法律の検討など、後続作業が終ればフォルクスワーゲンに行政処分の結果を公式通知する”と伝えた。

一方検察は、今年初めにフォルクスワーゲン事件の捜査に着手した。5ヶ月間捜査を行った結果、アウディRS7・A8・ゴルフ1.4TSI・ゴルフ2.0GTD・ベントレーなどが車両認証を受ける際に提出する騒音と排気ガス試験成績書を操作して環境部に提出した事実を明らかにした。

先立って環境部は昨年11月にフォルクスワーゲンのゴルフなど、15車種の12万5522台が排気ガス再循環装置(EGR)を操作する手法で、窒素酸化物など大気汚染物質を過多排出したという理由で、リコールなど行政措置を下して検察に告発した。

先月7日には、フォルクスワーゲンの国内法人であるアウディフォルクスワーゲンコリアが3番目に提出したリコール計画書に、リコール対象車両を任意操作したという事項を明示しなかったため、環境部から不承認措置を受けた。

一方、フォルクスワーゲンは今年1月に不十分な計画書で初めて返還措置を受けたのに続き、3月にも操作事実を明示しなかった計画書を出して環境部から警告措置を受けている。

(亜洲経済オンライン)

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