ロッテ家の長女、シン・ヨンジャロッテ奨学財団理事長拘束

[写真=亜洲経済(ロッテ奨学財団の理事長であるシン・ヨンジャ(74)氏が1日午前、ソウル瑞草区中央地方検察庁で被疑者として出席し、記者たちの質問に答えている。)]


ロッテ家の長女、シン・ヨンジャ(辛英子)ロッテ奨学財団理事長が拘束された。

7日未明、ソウル中央地方裁判所は背任収賄と特定経済犯罪加重処罰法上の横領などの疑いで検察が提出したシン・理事長の拘束令状を発布した。チョン・ウンホ前ネイチャーリパブリック代表のロッテ免税店入店のロビーから始まった検察捜査が結局シン理事長を拘束させた。

ネイチャーリパブリックなど、ロッテ免税店入店業者から売り場の管理に便宜を図ってほしいという請託と共に30億ウォン(約2憶7千万円)をもらい、自分が実質運営するB社の会社資金40億ウォン(約3億5千万円)を横領した容疑(背任収賄・特定経営犯罪加重処罰法上横領)だ。

 

[写真=亜洲経済]


7日、検察と財界などによると、事業と関連し巨額の裏金を受け取り、公金を横領した疑いで拘束されたシン理事長は“私がどうして拘束されなければならないのか”という趣旨で検事などに強く抗議した。

シン・ドンジュ(辛東主)元日本ロッテホールディングス副会長、シン・ドンビン(辛東彬)ロッテグループ会長兄弟の腹違いの姉であるシン理事長はシン・ギョクホ(辛格浩・重光武雄・94)総括会長と第一夫人である故ノ・スンファ氏の間で生まれた。シン理事長は釜山女子高校と梨花女子家庭学科を卒業した後、1973年ホテルロッテに入社し経営授業を受けた。1979年ロッテデパートの設立にも先頭に立ったシン・理事長は1983年からロッテデパートの要職を経た後、1997年ロッテショッピング総括副社長になった。2008年から2012年まではロッテショッピング社長を務め、2012年からは経営の一線からしばらく退き、ロッテ奨学財団及びロッテ福祉財団の理事長を兼ねている。

シン・ギョクホ総括会長は長女であるシン理事長を寵愛したという。シン総括会長が日本留学に行ってまもなくの1960年、妻のノ・スンファ氏が突然亡くなり、シン理事長が一人韓国に残され、シン総括会長は当時の状況に罪悪感を持ってると知られている。

今回のシン理事長の拘束に関して、ロッテグループ側は会社とは関係のない個人的な問題里線を引いているが、シン理事長が長い間、核心系列社の経営に介入しただけに捜査には波紋が及ぶと懸念を示している。

匿名を要求したロッテグループの関係者は“ロッテグループは検察の捜査が行われる状況で誠実に協力する”とし、“シン・ヨンジャ理事長はオーナー一家ではあるが、今回の事件はロッテグループよりは個人会社と関連された事案であり、特に申し上げることはない”と話した。

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