[崔泰源SK会長、垂直系列化戦略でヘルスケア狙い]
崔泰源(チェ・テウォン)SK会長がグループの持続可能な成長に向けた構想でヘルスケア市場を狙った垂直系列化戦略を推進している。
25日、業界によると崔泰源会長の経営復帰後、SKグループはエネルギー、バイオ、ICT(情報通信技術)、半導体の4大成長動力を集中育成する中、エネルギーを除いた3つの事業はモノのインターネット(IoT)、特にヘルスケアに連結性が浮き彫りになっている。
8月にSKとSK C&Cが合併し、グループは半導体(SKハイニックス)、ICT(SKテレコム)、エネルギー(SKイノベーション、SK E&S)、バイオ(SKバイオファーム)など核心事業群を発表している。
半導体はモノのインターネットのすべてのスマート機器に使用される。 今後、SKハイニックスの成長はモノのインターネット市場が活性化されて、スマート機器の普及がどれほど拡大されるかどうかにかかった。
SKテレコムはモノのインターネットプラットフォーム会社で、スマート機器の開発にも積極的だ。 バイオ部門であるSKバイオファームの場合、スマート機器の前方サービス市場のヘルスケアと関連性が高い。
ヘルスケアはスマート機器使用者の健康管理及び医療提供を目的として、モノのインターネットの商用化を主導している。
グローバル市場調査機関のトレンドフォースによるとモノのインタネットは来年スマートヘルスケア産業と関連されて爆発的な成長を示すだろうと観測される。 世界的にスマートヘルスケアサービスに対する消費は2018年300億ドルに達する見込みだ。
崔会長は最近、2件の買収合併を成功させ、垂直系列化を強化している。
SKテレコムはCJハロービジョンを買収し、従来のメディア市場はもちろん、ケーブルTV加入者を土台にモノのインターネットプラットフォームを拡大する計画だ。
SKテレコムは特にサムスン電子、LG電子、ロッテE&Mなど33社と協力してスマート機器を共同開発中であり、来年上半期に発売する予定だ。
SKハイニックスは半導体素材部門のOCIマテリアルズを買収し、垂直系列化を通じたコスト競争力を強化した。
今後、系列会社のモノのインターネット前方事業が拡大されれば、半導体製品の使用先を内在化して利益基盤を拡充できるものと予想される。
これは最近、中国がメモリー事業に進出して後発企業の追撃が大きなリスクとして台頭した状況で、SKグループの突破口になる見通しだ。
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