ガールズグループmissAのスジが「スジ帽子」訴訟にパブリシティー権を認められず、敗訴しパブリシティ権に対する関心が集中した。
パブリシティ権は、1953年に米国連邦控訴裁判所で初めて認定された独自財産権、個人の氏名・肖像やその他の写真・署名・音声・キャラクターなどを商業的に利用することをいう。
アメリカの場合は、人格権的な側面だけでなく財産的側面でも有名人の肖像を保護している。しかし、韓国の場合はパブリシティ権が法律上はまだ確立された概念がない。スジが訴訟で敗訴した理由もこのためである。
一方、ソウル中央地裁のイ・ミンス判事は15日、スジが許可なく名前と写真を使ってパブリシティー権を侵害したとして、インターネットショッピングモールを相手に起こした損害賠償請求訴訟で、原告敗訴の判決したと明らかにした。
Hモールは2011年9月、あるポータルサイトと「スジ帽子」という単語を検索すると、そのホームページアドレスが上部に浮遊するようにキーワード検索広告契約を結び、昨年2月までにこのような方法で「スジ帽子」を公開した。2013年には自社のホームページに「メディアのインタビュー」、「空港ファッション」などのフレーズでスジの3枚の画像を投稿した。
これに対して裁判所は「肖像権や氏名権が侵害されたという理由だけで、原稿が他の人と肖像、氏名の使用契約を締結していない場合、または既存の締結された契約が解除されるなど、財産上の損害を被ったと見ることができない」とH社の手をあげた。
(亜洲経済オンライン)
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>