タイ東部 デモに発砲などでけが人多数

タイの首都バンコクで反政府デモが続くなか、22日夜、タイ東部で開かれていたデモ隊の集会に向けて何者かが銃を発砲したり、手投げ弾を投げつけたりして、これまでに30人以上がけがをした。

警察によりますと、22日午後9時半ごろ、タイ東部のトラート県の市場で行われていた反政府デモ隊の集会に向けて何者かが銃を発砲し、さらに手投げ弾を投げつけた。

この発砲や爆発で、これまでにこどもを含む39人がけがをして病院で手当てを受けているということ。

警察では、反政府デモに反発する勢力が関与しているものとみて、現場から逃走した犯人の行方を追っている。

インラック首相の退陣などを求める反政府デモを巡っては先月、デモ隊を狙った爆発事件が相次ぎ60人以上の死傷者が出たことから、政府がバンコクとその周辺の地域に非常事態を宣言して警戒に当たった。

地方でのデモ隊の集会で、大勢のけが人が出たのは今回が初めてで、混乱がバンコクから各地に広がることが懸念された。

(亜洲経済オンライン)
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