式典にはメキシコのペニャニエト大統領も出席し「豊富な人材などメキシコの強みを生かし、競争力を高めてほしい」と期待を込めた。
メキシコ2カ所めの自動車の生産拠点となるこのセラヤ工場に、ホンダは8億ドル、およそ820億円を投じた。メキシコでは、低賃金で労働力が確保できる上に、輸送コストの削減に加え、北米自由貿易協定のもとアメリカやカナダに関税を抑えて輸出することができる。
同社の伊東孝紳社長は「最先端の生産技術を導入した」と現地生産強化に意欲を示し、既存工場を含めたメキシコでの生産能力を年26万3千台から高める可能性を示唆した。
ホンダは、現地で従業員3200人を採用し、今年中に年間20万台を生産できる体制を整える予定。これにより、北米市場の大半を占めるアメリカでの現地生産の割合が90%から95%へと増えるという。
(亜洲経済オンライン)
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