中国 北朝鮮系銀行の「違法営業」を禁止

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中国の金融当局が先ごろ、代表部の形で北京や遼寧省・丹東、吉林省・琿春などに事務所を置いている全ての北朝鮮系銀行の違法営業を禁じた。北朝鮮事情に詳しい消息筋が19日に伝えた。

対象の銀行は端川商業銀行や朝鮮クァンソン銀行、朝鮮大聖銀行、黄金の三角州銀行など。

端川商業銀行は国連安全保障理事会の金融制裁対象になっている銀行で、朝鮮クァンソン銀行と朝鮮大聖銀行は2010年に米国の独自制裁の対象に指定された。黄金の三角州銀行は北朝鮮北東部・羅先に対する中国側の投資を引き出すために設立された銀行だという。

代表部の事務所では与信や送金、両替などの業務が禁じられているにもかかわらず、これら銀行は密かに貿易代金の送金などを行ってきた。

違法営業の禁止は口座を凍結するものではないが、北朝鮮系銀行の代表部は実質的に海外支店の役割を果たし、資金のやりとりの窓口機能を担ってきたため、北朝鮮へのダメージは少なくないとみられる。

中国政府は昨年12月の北朝鮮による長距離ロケットの発射を受けて採択された安保理決議を厳しく履行するよう、金融機関をはじめ税関、公安(警察)、国境守備隊などに通達した。

これを受け、北朝鮮系銀行の違法営業が禁じられただけでなく、関係機関が通関検査を強化したり、北朝鮮人の不法就労実態の調査に乗り出したりと、さまざまな分野で北朝鮮の違法活動に対する取り締まりが厳しくなっている。

(聯合ニュース)


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