韓国大統領選、公式運動スタート

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韓国大統領選(12月19日投開票)の公式選挙運動が27日からスタートした。

与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クンヘ)候補と最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補を含む7人の候補は12月18日まで、22日間の選挙戦を繰り広げる。

選挙構図は、無所属の安哲秀(アン・チョルス)氏が不出馬を表明したことから、事実上、セヌリ党の朴氏と民主統合党の文氏との一騎打ちとなった。候補登録前後に実施された世論調査をみると、有力2候補の支持率は追いつ追われつの大接戦となっている。

大統領候補は選挙運動期間中に全国を回りながら、新しい5年の国政運営の青写真を提示し支持を訴える。

朴氏はこの日午前、独立運動家や戦争犠牲者の墓地がある国立ソウル顕忠院を参拝してから、勝敗に大きな影響を与えるとされる忠清道地域の攻略に乗り出す。

大田駅広場での遊説で選挙運動をスタートし、世宗、公州、論山、扶餘などを訪れる。

世宗市では政府官庁の移転計画修正に反対したことに言及し、「政治生命をかけ、世宗市を守った」と強調する予定。「約束と信頼の政治家」のイメージを積極的にアピールするとともに、国民に向けた大統合のメッセージを伝える計画だ。

続いて支持者が少ないとされる全羅道に入り、群山、益山、全州などで遊説を行う。同地域で1泊してから2日目も全羅・忠清地域で選挙運動を続ける予定だ。

文氏は「地下鉄出勤」で選挙運動をスタートする。

初の遊説先として釜山・慶尚南道地域を選んだ文氏は地下鉄で金浦空港に移動する。釜山では自らの選挙区、沙上区にある西部市外バスターミナル前で初の遊説を行い、慶尚南道・昌原などでも支持を訴える予定だ。

文氏はこの日の遊説で政治改革、政権交代、ひいては新時代創出に向けた同地域の役割を強調するとみられる。釜山・慶南地域はセヌリ党の基盤地域だったが、文氏も同地域を政治基盤としており、今回の選挙で最大の激戦地となりそうだ。午後にはソウルの世宗文化会館前で遊説する予定。

(聯合ニュース)


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