韓国化粧品・食品のアジア向け輸出 3年で倍増

  • 韓国化粧品・食品のアジア向け輸出 3年で倍増

韓国の化粧品や食品・飲料のアジア向け輸出が3年で2倍以上に増加した。

欧州など先進国の景気が低迷する中、アジア新興国が大きく成長し、購買力が高まっているためだ。関連株価も大きく上昇している。


◇新興国の経済成長と韓流が後押し

韓国関税庁は1日までに、韓国化粧品のアジア向け輸出が2008年の2億1673万ドル(約173億円)から、2011年は4億8511万ドルに2倍以上増加したと明らかにした。今年は前年より約16%増の5億6126万ドルと予想される。

これは日本、中国、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシアを対象にした輸出額。

化粧品は特に東南アジア5カ国への輸出が急増した。5カ国への輸出額は2008年の2866万ドルから2011年は1億2853万ドルと4倍以上となった。新興国の経済成長と韓流ブームの高まりが重なった結果とみられる。

酒類および飲料のアジア向け輸出も同期間に1億9783万ドルから4億2877万ドルに増加した。今年は4億5590万ドルが見込まれる。

即席めんの輸出も同期間に5890万ドルから9449万ドルに拡大した。


◇消費財関連の株価上昇

アジア新興国の経済成長は韓国企業の内需市場拡大もけん引している。

これまでは自動車、化学、石油元売りなどが韓国総合株価指数(KOSPI)の上昇をけん引してきたが、低成長時代に合わせ新たに消費財が長期的な成長株として注目を集めている。

中低価格の化粧品「ミシャ」を展開するエイブルC&Cは今年に入り株価が240.07%上昇した。乳製品メーカー、ピングレもバナナ味牛乳などの輸出好調を受け株価が今年98.82%上昇した。

韓国伝統の濁り酒「マッコリ」などを製造する麹醇堂や韓国コルマなどの株価も好調だ。

サムスン証券は「低成長時代には成長株の価値が高まる。最近、最も上昇しているのは新興国の消費と関連する銘柄の場合が多い」と分析した。

(聯合ニュース)


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